ジョン・クラーク
Sol10(火星歴10日)

昨日の朝は遅めに起きたので、目覚ましを7時半にセットしていた。面白いことに目覚ましの時間に起きることがなんて大変なんだろう。

今日の天気は風が強いが雨は降らなかった。でも時々雷が光った。風は昨日以前よりは弱いが、今日は昨日行う予定だった長時間のEVAを行うことが出来た。アヌシュリー、私自身、ポール(猟銃を携帯)は9時にハブを出発し、ホートンクレータに向かって歩いた。非常に南東の風が強く寒い。そのため、20-30分毎に止まりながら歩き続けた。これらの場所は大変興味深い場所であることは確認していた。何度か小川を渡る必要があったが、大したドラマにもならない程度であった。最初の調査場所は、すべての世界が割れたコンクリートのような世界とも思える最初の良好な溶融シート堆積物に遭遇した。二番目の調査地は大きな玄武岩であった。

3番目の調査は、複雑な角礫岩で覆われ、苦灰岩と石膏が挟み込まれ、多くの異なる岩石をふくむ角礫岩で覆われておる。この壮大な露出部は、ウェストン・オンタリオ大学のオスキンスキー教授が、ホートン・クレーター地質学上、多くの重要な特徴を表すことから名付けた「スーパーサイト」と呼ばれている。

私たちは東側を遠くまで進み、ホートン川の渓谷を見ることが出来た。ただ運悪く霧のような雨が吹きあがり、帰ることにした。でも目標としていた十分なサンプルは収集できた。ということでEVAは大方成功した。午後2時にハブに戻り、皆に歓迎され、遅い昼食を食べた。

午後、Mars160ミッションに含まれるモスクワの生物医学問題研究所の研究プログラムの一部としてグループ運動を行った。その中で運動の手順というか筋書きを議論しなければならなかった。同時に対話はビデオ撮影された。この実験は隔週ごとにテストがあり、一週間に2度、記入項目が指定されている日報を求められている。

ポールはトルティーヤを使ったストリートスタイルのタコスを作っている。明日は休息日。朝寝ができるのでビデオ「ボーグワン」を観よう。半数のメンバーはまだ観ていない。

07月29日
アレクサンドル コマンダーリポート

今日の午後はEVAを試みたが、霧でキャンセルした。視界50メートル以下。

 

アレクサンドル エンジニアリングリポート

全システムは問題なく機能している。