8月1日 コマンダー報告
アレクサンドル・マンジョ

今日はジョンとアヌシュリーのEVAに最適の日だった。ポールは猟銃を携帯。彼らは時々晴れの天気でEVAを楽しんだ。良くても曇りの天気が続いたこの二週間の後の太陽だ。太陽の光の下での景色は驚くべき光景だ。私が撮影した写真一枚を今夜送信するつもりだ。ハブ周辺の地面は水で飽和状態になっていることに気付いた。水かき(water paddles:注 意味不明)が毎日高くなっている。飛行機の離着陸路のことが気がかりだ。今後数日のうちに、離着陸路の状態を確認するためのEVAを行うだろう。来週には同じことを繰り返し、ミッション終了が近づくにしたがってEVAの頻度が上がるだろう。ただ状況が改善するかどう、それ次第だが。

8月1日 エンジニアリング報告
アレクサンドル・マンジョ

二個の背負荷物をチェックした。現在、4個の背負荷物が使用可能なので、シャノンが求めている比較研究は可能である。4人が探査実験を行い、二人が監視、撮影、熊の見張りなどを行う。最初の燃料タンクを空にしたことについて語るのを忘れていた。2週間毎に1パレル(159リットル)の燃料を消費している。

8月1日 火星歴日報
ジョン・クラーク

今日は、特別なことが起きた。天気は予報よりも良かった。午後、EVAの最中にほんの少しだが太陽が顔を出した。今朝、何人かのチームは水を集めに出かけた。そして一部は灰色の水を処分したり、ゴミ焼却装置のチェックといった作業を行った。アヌシュリーと私はハブ周辺で歩行EVAを行った。ポールは再び猟銃を携帯した。最初に私たちが集めたサンプルは、将来の岩石学的研究のために、ハブの南西にある白い苦灰岩である。それから四輪バイクの車輪跡を歩いて北に向かった。 岩の下で育つ有機体(hypolith)調査のための四角い枠を設置するのに適した場所を探すためである。結局、三か所を見つけた。最後に、ハブの下の坂にポールのセンサー基地局をチェックする作業を行い、本日のEVA作業を締めくくった。ハブの夜は大忙し。データ処理、古い食糧の分別、今後数日間のEVAの計画作り等々。


四角い枠の設置作業


火星を夢見るアヌシュリー


猟銃携帯のポール