8月6日
コマンダーリポート
アレクサンドル・マンジョ

クルー全員が疲れている。今日までの数日間、クルーの間で若干の問題が発生した。私としてはクルー同士が良い関係にキープできるよう、最善と尽くしているつもりだ。全員が、最後の週は厳しいものになるだろうことは理解している。2件の重要なリポート作製、最後の科学EVA活動、それに最後のEVAが2回、そして帰国するための準備作業も始まる。

8月6日 エンジニアリングリポート
アレクサンドル・マンジョ

ゴミ焼却炉が故障した。ゴミを燃やそうとすると火が消えた。温度が上がり過ぎたのかもしれない。冷却すると再度点火できた。心配することでもないかも。

8月6日のまとめ
ジョナンサン・クラーク
火星歴18日

今日、十分な睡眠の後に私たちは作業に戻った。風もなく温かい夜だった。早朝に若干の霧が立ち込めたが、まもなく消えた。今朝は家事をして過ごした。ゴミ焼却炉の清掃、汚水処理、小川から真水を汲んで補給等。ロシア宇宙食の昼食の後、EVAの準備をした。

今回のEVAは、研究目的のEVAとしては2回目である。EVAの場所も以前と同じだが、今回は慣れ親しんでいた。

天気はずっと良かったが、EVAを終わるころには太陽が顔を出してきたので、明らかに厚着のし過ぎであると感じた。私たちが戻った後、数人のクルーがカメラを前にして、窓から差し込む太陽の光を浴びた。他のクルーは、廃棄物処理という終わることのない作業のために再びゴミ焼却炉に火を入れた。読者の皆さん、火星では廃棄物処理はどうするのだろうか。この報告の投稿を終えるころ、東の窓の向こうには、青空と、太陽の光に柔らかく輝いている15キロメートル先のクレータの縁が見えた。火星の一日の良い終わりだった。


ユースケとアヌシュリー  サンプル採取場所へ向かう 良いチームワーク!


化石を採取するジョン


ハイポリス(岩の下で育つ植生物)サンプル採取するアヌシュリーとユースケ


二人一組のEVAをしているアヌシュリーとユースケ


ハイポリスを記録するアヌシュリーとユースケ


トゥウィンEVAを撮影するアナスタシア


フィールドスケッチをするアレクダンドル